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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ももなり
2020.05.25

父のロードバイク

父が1983年に購入した、35年以上前の自転車が実家の室内で保存されていました。
当時、ブリヂストンでロードスポーツ専用として販売された「レイダック」といいます。
クロムモリブデン鋼という素材をフレームに使う自転車が主だった時代に、アルミチューブと従来のチューブを併用し、特殊な接着剤を使用し軽量に仕上げた自転車でとても人気がありました。

そんな「高嶺の花」の自転車を父がいない時こっそり乗って、即・転倒★☆★ ガシャリ! 家に押して帰ったことを今でも覚えています。その時の傷もフレームひっそりと残っていました。

室内保存のため見た目はとても綺麗ですが、変速機器、ブレーキ類は油と埃と傷、アルミさび等でボロボロ。
フレームは当時のブリヂストンの最先端技術の結晶でも、各部品は大阪堺市の町工場の技術を寄せ集めでメーカーもバラバラ。
サンツアー、サンシン、前田、ダイヤコンペ、丹下、アラヤ…いろんな部品メーカーがたくさん付いています。

現在は、シマノというメーカーが自転車業界全体を牽引し世界のトップ企業となり各部品を供給していますが、そのような小さな部品メーカーもシマノと切磋琢磨し、日本の自転車づくりの技術を世界に広め貢献してきたのだと、父の自転車を見てつくづく感じます。

これからフレームの点検後、各部品を交換し、現在の自転車に負けない物にしようと思います。また次回、レストアを行った自転車をご紹介します。