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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2020.09.28

牧草で育った牛 いいことづくめ

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「牧草で育った牛 いいことづくめ」という記事がありました。

私のイメージでは牛とは元々牧草で育つものという感じです。ただ、日本で人気の黒毛和牛などの高級和牛はトウモロコシなどを混ぜた濃厚飼料を与える穀物肥育が多く、それに対して牧草で育った牛は「グラスフェッド・ビーフ」呼ばれ、牛肉本来の風味や食感を堪能できる上、健康や地球環境にもやさしいとのこと。
その成分はカロリーは黒毛和牛の4割程度、脂質は3割弱、タンパク質は逆に1.5倍、その他にも鉄、マグネシウムが4割高、亜鉛が8割高とかなりの優れもののようです。
肝心の味の方は「脂っこくなくて食べやすい」そうで、料理長曰く「高級和牛がマグロのトロなら、牧草飼育牛は天然のタイ」だそうです。
一方、生産者側から見ると「放牧は楽」とのことです。岩手県の中洞牧場では牛舎は無く、牛は1年中屋外で寝起きし、好きな時に好きな場所で草をほおばり、その排泄物は土を耕しているとのこと。その牧場長曰く「エサ代はかからないし、牛舎が無いので重労働である牛舎の清掃も必要ない」とまさにいいことづくめ。
これは日本でもはやること間違いないですね。こういった産業がどんどん伸びてくれればとも思いました。