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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2020.09.12

リアルな現場で貢献

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「リアルな現場で貢献」という記事がありました。

山形県酒田市にある東北公益文化大学という公益学部のみの地方では珍しい文系単科大学の話です。この大学は県や荘内地域の自治体が資金を出す公設民営方式で2001年に開学し、地元企業もバックアップしているそうです。
この大学で力を入れているのが地域活動で、「ITをいかしたまちづくり」ではIT企業でホームページ作成業務を実習したり、廃校を利用したカフェの運営に携わったりしています。こういった地域福祉や観光・まちづくりという活動を通して、リアルな現場を見ることで大学で学ぶ細切れな知識がつながり複合的な背景が見えてくるといいます。
また地域のインターンシップにも注力し、それをきっかけに地元企業に就職した生徒も増えているとのこと。この大学の理事長は地元企業の会長も務める方で、新型コロナウィルスで影響を受ける学生に最大8万円の現金給付も決め、「経済あっての公益。教育は偏差値ではなく生きる力をつけて欲しい」と学生に説いているそうです。

このような大学が増えてくれば大都市への集中も減り、地域も活性化してくるのではないでしょうか。また、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」にある「質の高い」という意味も見えてくるのではないかと思いました。