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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.02.25

既存商品が持つ潜在力〈ありがとう〉から見抜く

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「既存商品が持つ潜在力〈ありがとう〉から見抜く」という記事がありました。

これは新たなビジネスは不便・不快・負担等の解消から生まれるというのが日常の風景ですが、そうではない視点から日常を見るとまだ発見があるというものです。
その例として紙おむつをあげています。紙おむつの開発は通常、赤ちゃんの不快感と保護者の子育て負担の軽減が目的ですが、ユニ・チャームさんはそれが別の場所にも存在することに気づいたそうです。その場所とは保育園だそうで、保育士は保護者が持参する紙おむつに手を焼いていたそうです。
メーカーやブランドによって脱着の手順や方法がそれぞれ異なることに加え、各園児の紙おむつの残数にも注意していなくてはならず、不足しそうになると保護者に伝えなければならず、また保護者も足りているかが気になり心理的負担だったとのこと。
これを解消したのが定額制の紙おむつ使い放題サービスだそうです。1年半前から始め今では700の保育園で利用されているそうです。保護者はかさばる紙おむつを頻繁に持参する手間から解放され、「ありがたい、助かります」の声が寄せており、保育士からも「作業が楽になった」と評判が良いそうです。このように既存のサービスや商品でも使用シーンに思いを巡らせると新たな世界が見えてくるとのことです。
私達の商品である印刷物でも何かそのような世界があるでしょうか。扱っているものは情報と考えれば少しは見えてくるのでしょうか。考えます。