TOP ぬかぴーのツブヤキ 東大、活路は足にあり

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.06.10

東大、活路は足にあり

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「東大、活路は足にあり」という記事がありました。

これは、東京六大学野球の東大が、型破りな盗塁を決め勝利につなげたというものです。
それは投手から一塁へのけん制時に離塁が大きく戻りきれない、と思った瞬間、走者は二塁に駆けだしてセーフ、というものや、捕手から投手へ返球する間の盗塁というものもあるそうです。
捕手が投手へ山なりの球を返すクセがあるのを見越して、二塁走者が三塁を陥れるそうで、守備側からすれば、そりゃないぜ、という話なのですが、これも立派な盗塁とのこと。
目下リーグトップの24盗塁を誇る東大は、5月23日、4年ぶりの勝ち星を手にし、2017年秋からの連敗を64で止め、ベンチで涙する姿もみられたそうです。
昔から東大にはよく何連敗という連敗記録が話題になりました。
それでなくてもプロに入れば即戦力になろうか、という選手たちと戦う東大には、1勝の壁は厚く、そこで考えたのが、機動力という牙を研ぐことだったとのこと。
けん制にかかると、二塁に走っても、守備側が普通に対応すればアウトになります。
27メートルとはそういう距離で、それがセーフになる。もしかして、東大はスパコンで計算して、野球における時空の新理論を発見したのか……。
さすがにそこまでのことではなかったらしいです。相手投手のクセなどを徹底的に研究したのはもちろんだが、モノをいったのは走るという意思と決断だったとのこと。
けん制にあったとき、後戻りしてアウトになるよりは、先の塁に向かってアウトになろう、そう即断できるのも、活路は足と覚悟を決めていたからだそうです。
特技を磨き、事に当たって迷わず。
逆境打開のヒントに満ちたこの勝利は現在のコロナ禍の企業の経営にも通じるものがあるような気がしました。