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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.06.19

千葉工大、志願者なぜ飛躍

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「千葉工大、志願者なぜ飛躍」という記事がありました。

これは、新型コロナウイルスが大学経営にも影を落としており、少子化に加え、大都市圏への進学を見合わせる動きなどから、2021年は主要私大が志願者を軒並み減らしたそうです。そんな逆風下で千葉工業大学(千葉県習志野市)さんは志願者数を増やしているというものです。

同大学の21年入試の志願者数は前年比5.3%増の10万8707人だったそうで、私大では13万人超の近畿大学に次いで2位に入り、上位10大学のうちで唯一の増加。増加数は私大でトップだったとのこと。
その背景には受験生本位の入試や認知度を高める改革の積み重ねがあるそうです。
21年は大学入学共通テスト(旧センター試験)を利用した入試で検定料(1万5000円)を免除。遠方まで移動せずに住まいの近くで受験できる共通テストを活用し、コロナのため経済的に厳しい受験生に配慮したとのこと。
また、大学独自の入試でも、同じ試験日なら1学科分3万円の受験料で何学科でも併願でき、複数日の受験も1日あたり5000円の上乗せで応じてきたそうです。
感染対策にも早くから取り組み、JR津田沼駅前の高層ビルがそびえるキャンパスは正門に学生の検温所を構え、検温や消毒の徹底により20年6月には対面授業を一部再開したそうで、この迅速さは文部科学省さんも評価したとのことです。
さらに学業でも、同大学の惑星探査研究センターが小惑星探査機「はやぶさ2」の快挙を観測機器の開発で支えたり、パナソニックさんと産学連携センターを設け、次世代のロボット掃除機も開発しているそうです。
22年で創設80年と私立の理工系大学では最も古いのですが、「エッジ」がないと注目されないとの危機感から最先端の「宇宙」と「ロボット」を軸に独自色を打ち出したそうです。
常日頃から危機意識を持ち、改善・開発を継続していたことが本当の危機に生きてきているのではないでしょうか。