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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.09.06

香害 被害者が全国組織 柔軟剤など化学物質で体調崩す

皆さん、こんにちは。
先日の東京新聞に「香害 被害者が全国組織 柔軟剤など化学物質で体調崩す」という記事がありました。

これは、柔軟剤や芳香剤、合成洗剤などの人工的な香りに含まれる化学物質によって、目まいや吐き気、呼吸困難などさまざまな症状が出る「香害」という病気についての記事です。

宮城県のある女性は、三年前に柔軟剤の香りで突然発症し、頭痛やのどの痛み、動悸(どうき)に襲われたそうです。その方は喫茶店を営んでいらっしゃり、お客さんが帰ると症状が治まることもあったり、またドラッグストアでも体調が悪化したことから、何かの商品が原因と確信したそうで、翌年に東京の専門医を夫婦で訪ねたところ、「香り付き柔軟剤をきっかけに化学物質過敏症を発症したのでは」と診断されたとのことです。

日本消費者連盟さんなどでつくる「香害をなくす連絡会」が2019年末から約三カ月間行った調査では、回答者9,030人中、香りで体調悪化があると答えた人は7,136人もおり、そのうち18.6%は学校や仕事に行けなくなったそうです。
「体調悪化がある」の大半が柔軟剤や香り付き合成洗剤が原因ですが、線香や防虫剤で症状が出る人も。近年は香りを長持ちさせるため香料を含むマイクロカプセルを使った商品もあり、長期にわたって香害をもたらすことが懸念されているとも記事は伝えています。

米国の疾病対策センター(CDC)さんは2009年、職員に香り付き洗剤などで洗った衣類を着てこないように求め、施設内で香水や、芳香剤など香り付き製品の使用を禁止したそうです。
約9,000人の調査の内、約1,300人が学校や仕事に行けないというのは凄い割合ではないでしょうか。私の回りにはたまたまいなかっただけかもしれませんが、「香害」というものは知りませんでした。CDCさんではありませんがそのような規制も必要かもとも思いました。