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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.09.29

〈読む〉吉野家、ケンタッキー ファンつかむ成長の裏話

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「〈読む〉吉野家、ケンタッキー ファンつかむ成長の裏話」という記事がありました。

これは宝島社さんが発行している「FAN BOOK」の記事で、吉野家さんやケンタッキーさんなどを様々な視点で見せることで、新たな価値が伝わり、潜在需要を掘り起こしているそうです。
5月に発売した吉野家バージョンには、若手歌舞伎俳優の尾上松也さんが巻頭インタビューで登場、一瞬ファッション雑誌かと見間違うほどとのようです。
「創意工夫と革新で伝統を守ってきた吉野家は歌舞伎と近いものを感じる」(尾上さん)。著名人のインタビューや吉野家の歴史、肉盛りのワザや素材や品質管理などにまつわる内輪話を見ると、おのずと食欲がそそられます。中でも興味深かいのものには「残念ながらデビューしなかった幻のメニューたち」というものがあるそうです。
吉野家さんでは市場調査から試作、社内の2つの会議、商品化など7段階を経て新メニューが誕生するそうですが、6番目のテスト販売にたどり着けるのは1割にも満たないとか。
例えばビーフシチューは料理のクオリティーが高かったが、売価が高すぎて商品化できなかったとか、牛、豚、鶏の唐揚げなど様々な肉を組み合わせた「オールスター超特盛丼」は味が混ざり合い、それぞれのおいしさがわかりにくいことから見送られたそうです。

食の専門店を紹介するFAN BOOKの第1弾は、昨年発売した日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)さんの50周年記念バージョンで、竹内まりやさん、坂上忍さん、高畑充希さんなど著名人インタビューに加え、やはりヒストリー、開発や素材、作り方の裏話が盛り込まれているそうです。
中でも興味深いのは「KFC 50のトリビア」だそうで、「日本で最初にドライブスルーを導入した(と言われる)」「名古屋では『かしわ』ちょうだいと買いに来るお客様も」「オリジナルチキンのレシピを知っているのは世界に3人だけ」「群馬県、沖縄県では内祝い、成人祝い、卒業祝いにケンタッキーを贈る風習がある」など。このため、のし紙を用意している店舗もあるそうです。

このFAN BOOKはミスタードーナツさん、リンガーハットさん、串カツ田中さんなど7種類があり、累計発行部数が30万部を超すそうで、
自社のファンにさらにリピートしてもらうには自社情報やこだわり等を発信し続けていくことが大事と肝に銘じました。