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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.10.11

現在進行形の水俣病 映画上演、社会に再認識求める

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「現在進行形の水俣病 映画上演、社会に再認識求める」という記事がありました。

これは、水俣病を被害者側から精力的に取材したアメリカの写真家、故ユージン・スミスさんを描いたジョニー・デップさん主演の映画「MINAMATA―ミナマタ―」が23日、全国で公開されるという記事で、水俣病の公式確認から65年がたちますが、今なお健康被害を訴える人の認定申請は続き、9割以上が棄却されてきたと記事は続きます。

水俣病は熊本県の不知火海沿岸などに広がった公害で、チッソという会社がメチル水銀を含む工場廃水を海に流し、汚染した魚介類を食べた住民は深刻な神経疾患に陥ったというものです。
この認定・棄却は県職員が聞き取る「疫学調査」と検診で認定審査会が決めるそうで、今年7月末までの申請2万2229人のうち、認定者は1790人(8%)だそうです。
長年、水俣を学習旅行で訪ねてきた田園調布学園高等部さんは、1日、生徒400人が「MINAMATA」を鑑賞し、ユージンさんの元妻、アイリーン・美緒子・スミスさん(71)とオンラインで交流したそうです。3年の二宮萌乃さん(18)は「健康被害が救済されず、事件が続いていることが社会に伝わることが重要と思った」と話しています。

映画は2人が滞在した半世紀前の水俣を描いていますが、事件は過去でなく解決せぬまま現在まで進行しています。
私も大昔に社会の授業で習った覚えがありますが、水俣病は公害では一番有名なものではないでしょうか。ただ、私はもう解決しているものかと思っていたのでこの記事を見て驚きました。