ぬかぴーのツブヤキ
動き出す児童書の電子書籍化〈平等な読書環境〉の整備へ
皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「動き出す児童書の電子書籍化〈平等な読書環境〉の整備へ」という記事がありました。
これは、紙の本の需要が根強い児童書や絵本の分野で、電子書籍化の取り組みが出てきているというもので、ポプラ社さんが、小中学校向けに電子書籍の読み放題サービスを立ち上げたそうです。
ポプラ社さんの新サービス「Yomokka!(よもっか!)」は学校や自治体と契約。子どもたちはタブレット端末などを使い、ポプラ社のウェブサイト内で児童書や絵本の電子書籍を読めるそうです。7月に小学校を対象に無料体験版を始め、現在109校が試験導入しているそうで、10月には中学校向けの体験版も始め、2022年度からは有料版に切り替えるとのこと。
感想を書き込んだりスタンプをつけたりするSNS(交流サイト)のような機能や読んだ累計ページ数を記録する機能のほかに、ランダムに本を提案する機能もつけたそうで、9月1日時点で「ズッコケ三人組」シリーズの一部や「くまの子ウーフ」など、自社の刊行物788冊をそろえているとのこと。
同サービスに偕成社さん、あかね書房さん、静山社さん、理論社さんなど10社が参加を表明し、22年度からは各社の書籍も加え、2000冊ほどを用意する予定とのこと。
一方で参加を表明していない同業他社からは「絵本は紙質や大きさを含め、手に取って世界観を味わえるように作る。絵本をウェブの無料ためし読みで提供したこともあるが、紙の売り上げが伸びた実感はなかった」と、慎重な声も聞かれるそうです。
我が家でも上の子供の時には図書館から絵本を借りて良く読んで聞かせていました。紙かデジタルかどちらが良いのか分かりませんが、絵本は最初は誰かが読んで聞かせてやった方が良いと思うのですが、それができない環境もあるのが現状ではとも思いました。