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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.11.15

東京国際映画祭、車いす席 ワンクリックで購入可能に 映画ファンの願い通じる

皆さん、こんにちは。
先日の東京新聞に「東京国際映画祭、車いす席 ワンクリックで購入可能に 映画ファンの願い通じる」という記事がありました。

これは、車いす席のチケットを一般席と同じようにクリック1つで買えるようにしてほしいという、ある映画ファンの女性の願いが、国内最大の映画祭「第34回東京国際映画祭」でかなったという記事です。

片足がなく、車いすで生活する千葉県印西市の会社員 金沢紀子さんは昨年の同映画祭で、公式サイトから車いす席チケットを購入しようとして戸惑ったそうで、座席を選ぶ画面で一般席は希望の席をクリックして購入できますが、車いすのマークのある席はクリックできなかったからです。
それは、一般席を購入してから車いす席の利用を申し込む仕組みだったためで、車いす席は空いていましたが一般席が完売しており購入できず、鑑賞を断念したとのこと。

これに対し事務局は課題とは認識していたが、チケットの販売システムの改修に労力やコストがかかるため、手を付けられていなかったとのこと。
ただ、今回から映画祭の会場が変わり多くの映画館に車いすスペースがあったことや、「誰一人取り残さない」をスローガンに掲げる「SDGs」(持続可能な開発目標)を取り組みの柱にし、審査員を男女同数にするなどの改革の一環としてシステムを改修したそうです。

車いす席の直接購入はシネコンでは珍しくないそうですが、チケット販売最大手チケットぴあさんなどによると、コンサートや演劇などでは一般席を購入後に電話での申し込みが必要な場合が多いそうです。 
金沢さんは「私のように体が不自由な人が出掛けやすくなり、楽しい一日を過ごせるようになれば、隠れた需要、眠っている需要が掘り起こされるはず。多くのレジャーで取り組みが進んでほしい」と願っているそうです。

この記事を見て、当事者や身近に障害を持った方がいないとこのような差別(?)があるとは思いもよらないものだと感じました。本当に誰一人取り残さない世界を目指すには何ができるのか考えて行きたいと思いました。