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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.12.02

第6波へ進化する墨田区 今こそ早期発見・早期治療

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「第6波へ進化する墨田区 今こそ早期発見・早期治療」という記事がありました。

これは新型コロナウイルスの第6波対策は何を重視すべきかという問題で、先進自治体の一つである東京都墨田区の方針は明確だという記事です。
その方針は、まずは検査を拡充するというものです。ワクチンの普及で無症状や軽症が増えれば感染は見えにくくなりますが、墨田区は第5波でも「陽性が1人出たら全員検査」という方針で積極的疫学調査を幅広く行い、保育園で距離の遠い感染例を見つけてその先の感染を防いだそうです。
民間の誘致で拡大した1日1900件の検体分析能力を生かし、学校や高齢者施設、繁華街でモニタリング検査を増やし、さらにインフルエンザの同時流行も見据え、子どもの欠席を保護者がスマホで学校に連絡する仕組みも導入、感染の予兆をつかむ材料にしているとも。
政府は第6波対策で自宅やホテルでの療養は「陽性判明の当日か翌日に連絡し、健康観察や診療をする」としましたが、これは容体急変を防ぐため、墨田区をはじめ先進自治体の対応をようやく取り入れた形になります。

このように政府の腰が重かったのは早く見つけても治療薬がなかったためでしたが、今はそれもあり、墨田区は9月までに102人に投与し全員が軽快し、さらに外来や往診で使う体制も整えたそうです。
保健所の拡充も形が見えてきたそうで、受援体制を整えて応援要員を育て土日を任せられるようになったそうです。民間とも繁華街の人流調査、自宅療養者への配送、看護師派遣で連携し、感染が広がっても感染者への対応だけでなく、分業体制で情報収集や医療資源確保、住民への情報提供といった本来の機能を果たせるとも。

第5波までの国のコロナ対策の検証はされたのでしょうか。今度の補正予算でも対策費が組まれていますが、早くも検査キットに関しては厚労省の壁に阻まれた感があります。
何で進歩しないのでしょうか。本当にトップにやる気があれば変われると思うのですが。