ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ももなり
2020.06.29
父のロードバイク その後
前回、ご紹介したブリヂストン製で当時の最高技術で作られたフレームをもった父のロードバイクですが、それは1983年に廉価版として販売するには、寄せ集めのパーツメーカー(サンツアー、前田、ダイヤコンペ等)の部品で組むしかなかったのです。
しかし、その10年後にはシマノが世界一といわれるようになり、布石となるパーツがセット販売され、高価な値段で最新技術のロードバイク車に採用されるようになりました。
私がレストアするにあたり、その当時のブリヂストンの考え方や堺の町工場の技術を蘇らせたく「世界のシマノ」ではなく「日本のサンツアー」のパーツで組むことにしました。
ただ現在のサンツアーは台湾のメーカーに買収されており、当時の部品は入手しにくい状況です。
そこで様々な情報をあつめ、当時の部品での不具合等を確認し、現代に通用するロードバイクを組み上げることに専念し、ハンドル、ブレーキまわり、ケーブルに至るまで変更してみました。
1980年代当時、日本の自転車技術を世界に広めようとしたメーカー「ブリヂストン」と「サンツアー」の最新技術でまとめた一台の完成です。