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発信者:ぬかどこのつぶやき
2020.09.24

白黒(モノクローム)の戦前 色鮮やかに

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「白黒の戦前 色鮮やかに」という記事がありました。

今年の夏はコロナ禍の影響もあるかもしれませんが、昨年と比べると広島・長崎への原爆投下や終戦に関する新聞・テレビの報道が少なかったような気がしました。
その中で、人口知能(AI)で白黒写真をカラー化する技術を学んだ大学生が、再現写真をもとに戦争体験者と対話する「記憶の解凍」というプロジェクトを続けているそうです。
これは今まであった白黒写真に色が付くと臨場感が生まれ、生き生きとした家族や友人の表情を見て突然思い出を語り出す人が多く、原爆で家族全員を亡くした被爆者が鮮やかに再現された写真を目にした途端、つらかった体験ではなく家族との楽しい思い出を語り始めたこともあるそうです。
通常、戦争の体験談では辛かったことや悲惨なことが多いのですが、こういった日常を知ることで、それが奪われたことの残酷さが伝わるのではと思いました。戦前・戦後の写真は白黒が多いですが、それがカラーだとしたら、受けるインパクトもかなりなものだと思います。

SDGsには17の目標がありますが、戦争というものはそれら全てを一瞬にして無にしてしまうものだと思います。そんな戦争を2度と起こさないためにも、その記憶を風化させてはいけないと思いました。