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発信者:ぬかどこのつぶやき
2020.10.17

文化庁 国語世論調査

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「文化庁 国語世論調査」という記事がありました。

これは慣用句が正確に使用されているかを調べるもので、全国の16歳以上の男女約3,500人を対象に実施し、約2,000人から回答を得たもの。
いくつか例をあげますと
・「敷居が高い」というものは(高級すぎたり上品すぎたりして入りにくい)と答えた人が56.4%いましたが、(相手に不義理などをして行きにくい)が本来の意味で答えた人は29.0%でした。
・「浮足立つ」は(喜びや期待を感じ、落ち着かずそわそわしている)が60.1%でしたが、本来の意味の(恐れや不安を感じ、落ち着かずそわそわしている)と答えた人は26.1%。
・「手をこまねく」は(準備して待ちかまえる)が47.4%で、本来の意味の(何もせず傍観している)が37.2%となりました。
「敷居が高い」もそうですが、どちらの意味も併用する辞書があるそうで、本来の意味と異なっても誤用とは言えないこともあるそうです。
確かに今の若い人たちは「敷居」そのものを知らないかもしりません。別の新聞記事ではこの「敷居が高い」というのは映画の寅さんが冒頭で家に帰りずらい状態を指すと言っていましたが、まさにその通りで、それに続けてもしかしたら今の若い人たちは寅さん自体も知らないのではないかとも言っていました。