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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2020.12.17

与信を革新 市場創造

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「与信を革新 市場創造」という記事がありました。

これはグローバルモビリティサービス(以下、GMS)というスタートアップ企業が提供する金融包摂サービスの話です。
サービス内容は次のようになります。世の中には信用弱者と呼ばれる人たちが一定数いるそうです。例えば外国人労働者や就労経験のないシングルマザーは信用履歴や収入実績に乏しく、「これから真面目に働いて稼ぎます」と言ってもお金が借りにくいそうです。また、携帯電話料金の未納でスマホの割賦払いが滞った人も信用機関のブラックリストに載り、5年程度はローンが組めないとのことです。
これに対してGMSの開発した手のひらサイズの電子デバイスは車の様子を常にモニターし、エンジンの起動も遠隔制御でき、返済が滞れば車を止めることができるとのことです。こうして貸し倒れを防ぎ、また、払い込みが確認されればエンジンを再起動させるそうです。
フィリピンで始めて債務不履行率は0.9%とビジネスとして成り立つと確信し、1年前に日本に持ち込んだそうです。今では大垣共立銀行さんやアプラスさんとも一緒にローンとして手掛けています。
GMSさんによると国内だけで年間200万人が自動車ローンの審査で不合格になるとのこと。もしこの方たちが200万円のローンを組んで車を持てたとしたら4兆円の経済効果になると同時に、貧困解消という「持続可能な成長目標」にも沿うものとなります。
コロナ禍では今まで目が向けられていなかった商品や市場が生まれており、またそのようなものを見つけなければ必要とされる会社でいられなくなってきているのではないでしょうか。