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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.02.17

『新明解国語辞典』9年ぶりに改訂 ジェンダー巡る意識変化を反映

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「『新明解国語辞典』9年ぶりに改訂 ジェンダー巡る意識変化を反映」という記事がありました。

三省堂さんが出している「『新明解国語辞典』は今回で第8版、累計では2200万部になるそうです。三浦しをんさんの「舟を編む」が好きな私としては興味がそそられました。
この辞典は見出し語の枝分かれが少なく、ユニークな用例や語釈は高く評価され、芸術家の赤瀬川源平さんは「新解さんの辞書の特徴は、守りではなく、攻めの辞書だということ」と言っているとのこと。「攻めの辞書」?とは何かというと今回の改訂ではジェンダー関連の見出し語の注釈が大幅に変更されたそうで、例えば「恋愛」の項目では第7版では「特定の異性に対して…」とあったものが、第8版では「特定の相手」となっているそうです。「男」「女」の項目でも、注釈で文化的背景での使用を記すなど、性的多様性や個人によって異なる性の自認に配慮したそうです。
また『アイライン』では女性でなくても化粧はするので、『女性が~』という説明もなくしたそうです。ジェンダー以外にも、何かに没頭している「沼」やSNSで使う「スタンプ」や「ロックダウン」といった新型コロナ関連の語句も収めたそうで、攻めの辞書は健在だそうです。
「辞書は出た時から次の改訂の作業がはじまるといわれる」という言葉もあり、そこでも「舟を編む」を思い出してしまいました。