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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.04.28

高島屋、17年ぶり最終赤字 21年2月期 客足戻らず

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「高島屋、17年ぶり最終赤字 21年2月期 客足戻らず」という記事がありました。


これは百貨店の高島屋さんが12日発表した2021年2月期の連結決算で、最終損益が339億円の赤字(前の期は160億円の黒字)になったというものです。赤字は早期退職関連で損失が膨らんだ04年2月期(36億円の赤字)以来17年ぶりだそうです。
22年2月期は最終損益が100億円の黒字に転換する見込みだそうで、子会社が手掛ける不動産開発事業の伸びが寄与すると同時に、百貨店事業の営業損益は39億円の黒字への転換を見込んでいるそうです。
ただこれも「感染状況などで下振れ懸念が強い」との見方があるそうで、これらに対して高島屋さんはインターネット通販の拡大や、食品売売場で扱う食材のタクシーでの即日配送や、資産運用の窓口の開設等の新たな取り組みを行っているそうです。
ただ、記事の最後にはこれらの新規の取り組みも「弥縫策」の域を出ず、抜本的な収益の改善策は見つかっていないとしています。
この「弥縫策」は(びほうさく)と読み、「一時的な間に合わせの策」や「一時逃れのためだけに取り繕う策」という意味だそうで、あまりいい意味ではありませんが「とりあえず、今、何かをしないと状況が悪化してしまう」「このまま放っておげば後に大問題になり、死活的なことになり得る」という状況で使う言葉だそうです。
まさにコロナ禍の現在、百貨店業界さんだけでなく様々な業界が同じような状況下にあるなかで、たとえ「弥縫策」でもと思わざるを得ないと感じました。