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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.06.08

高校生に1年間の〈国内留学〉 非連続な成長の機会を

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「高校生に1年間の〈国内留学〉 非連続な成長の機会を」という記事がありました。

これは、松江市の一般財団法人「地域・教育魅力化プラットフォーム」さんが今年度から、高校生の1年間の国内留学を実現する事業を始めたというものです。
高校生の1年間の国内留学とは、都市部などから他地域の高校へ越境入学する国内留学というもので、今までは3年間だったものが1年間でも可能となったそうです。
現在、受け入れ校としては北海道から沖縄までの約70校が参加、生徒や保護者の関心も年々高まり昨年の合同説明会には3,456人が参加したとのことです。
費用については、授業料は基本的に在籍校に納め、留学先校では徴収せず、学級費、行事参加費などのほか生活費(月2万~6万円程度)が留学生側の負担となるそうです。
近年はイノベーション創出やリーダー人材育成に絡んで「越境」という概念が注目されており、異なる組織・環境・文化に飛び込む越境体験はコンフォートゾーン(居心地のいい場所)を越え、様々な葛藤を通して自らの見方・考え方・あり方を再構成させていく、非連続な成長機会であと見られているそうです。
逆境をしなやかに乗り越えるレジリエンス(回復力)、多様な他者と価値を共創する力、自らを変革し続けるリーダーシップなど、これからの時代に必要な能力育成に効果的な手法とも。
私達の時代(昭和)は高校までは地元で大学から他地域へというパターンが多く、その後は大学は海外へというのが増えていったと思います。
自分が高校生の時にこのように何も知らない地方の高校に行っていたらどうなっていたか想像も及びませんが、このような選択肢は羨ましくも思いました。