TOP ぬかぴーのツブヤキ 令和版ブルートレイン 郷愁と新鮮さで夜行列車大盛況  その①

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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.08.25

令和版ブルートレイン 郷愁と新鮮さで夜行列車大盛況  その①

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「令和版ブルートレイン 郷愁と新鮮さで夜行列車大盛況」という記事がありました。

これはJR西日本さんが20年9月から運行を始めた「ウエストエクスプレス銀河」が「令和版ブルートレイン」として人気を集めているという記事です。
「ブルートレイン」、略して「ブルトレ」。
これは1958年に登場した当時の国鉄の夜行寝台列車のことで、青い車体でした。蒸気機関車が現役を引退し「SLブーム」が一段落した70年代後半には、当時の中高生を中心に「ブルートレインブーム」が巻き起こりました。
しかし80年代以降、新幹線網の発達とともに夜行列車の廃止が加速し、ブルトレは次々と姿を消していき、現在JRを定期的に走る夜行列車は「サンライズ出雲・瀬戸」(東京~出雲市・高松)のみで、これは愛称となっている夜明けをイメージしたベージュと赤の車体の電車列車です。

それに対して「ウエストエクスプレス銀河」は濃紺の外観がブルトレをほうふつとさせる電気機関車が引く客車列車で、列車名の「銀河」は08年3月まで東京~大阪間を走っていた夜行列車と同じです。
車内設備も、向かい合うボックスシートの背もたれを倒すとベッドになる「ファーストシート」は往年のA寝台、2段ベッドが並ぶ「クシェット」は往年のB寝台に通ずる雰囲気とのこと。
さらに車内にあるフリースペースには「明星」「彗星(すいせい)」といった寝台特急と同じ名前が付けられ、当時のヘッドマークも再現されているとも。

運行区間は当初より色々と変更してきておりますが、この7月16日からは新たに京都・新大阪~新宮(和歌山県)の紀南コースを走り始めたそうです。
ただし大阪から新宮までは約270キロメートルで、夜行列車が走る距離としてはやや短いそうで、前回の廃止時点では新大阪を午後11時前に出発し、新宮には早朝5時過ぎに着くダイヤだったのが、今回の銀河は、京都を午後9時15分、新大阪を午後10時16分に出発し、新宮には翌朝の9時37分に着きます。所要時間は12時間22分、平均時速は30キロメートルに満たない鈍足ぶりだそうです。
どうしてそこまで時間がかかるのかは次回にご紹介致します。