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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.09.15

官僚×YouTube、前例なしに挑む 松本純子さん

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「官僚×YouTube、前例なしに挑む 松本純子さん」という記事がありました。 

これは、農林水産省で働く松本純子さんという方が、2020年に日本初の官僚系YouTube(ユーチューブ)チャンネル「BUZZ MAFF(ばずまふ)」を立ち上げたというもので、官僚×ユーチューバーという異色の組み合わせで、霞が関の「お堅い」イメージを払拭する動画を発信しているそうです。中には再生数80万回を超える動画も出てきているとも。

松本さんが広報を担当する現部署に配属された19年に、江藤拓農相(当時)のアイデアが発端で、「職員がユーチューバーのコンテンツを作成せよ」との指示が飛んできたそうです。さっそく他部署に動画出演を掛け合いますが「業務に支障が出る」「タレントを使えば」と冷ややかな反応が多く、前例踏襲体質ともやゆされる霞が関で、前例なきプロジェクトは困難を極めたそうです。
松本さんは期限が迫り不安で眠れぬ夜を過ごすなか、ある体験を思い出したそうです。大学に出向き、学生に講義をしたときのことで、政府が伝えたい情報を台本通りに話すと居眠りが始まってしまったそうです。そこで野菜ソムリエの資格を取得した話など雑談に切り替えると、途端に学生らは耳を傾けたとも。
「同僚や若手職員の趣味や特技を深掘りする動画を作ろう」と、そう決心し、20年1月に始動。「サツマイモが好きすぎる若手職員が、その魅力を専門家と語り合う動画」「省内で炊いたおいしいご飯でおにぎりを作り、大臣に食べてもらう動画」など、これまでに約650本を投稿したそうで、ギャップが話題を呼び、今や3カ月で100人超が関わるプロジェクトに育ったそうです。

私も何本か見てみました。話がたどたどしかったり、画像が乱れたりしているものもありましたが、どれも作り手の熱意は伝わってきました。その中の「ぎょぎょチャンネル」というものでは、「釣人専門官」という人との釣り対決というものがあり、結構おもしろかったです。霞が関というとお堅いというイメージがつきまといますが、変わりつつあるのかなと感じました。