TOP ぬかぴーのツブヤキ 大量生産、大量消費に警鐘〈必要ないモノは買わないで〉

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.10.18

大量生産、大量消費に警鐘〈必要ないモノは買わないで〉

皆さん、こんにちは。
先日の東京新聞に「大量生産、大量消費に警鐘〈必要ないモノは買わないで〉パタゴニアが中古品販売イベントでPR 」という記事がありました。

これは、米国の人気アウトドア用品メーカーのパタゴニアさんが、大量生産と大量消費に疑問を投げかける期間限定の中古品販売イベントを実施したという記事です。
購入数は1人2点までに制限、あちこちに「必要ないモノは買わないで」と掲示、服を長く着ることが持続可能な社会につながると訴えたそうです。
東京都渋谷区神宮前の店舗で、全国の社員から買い取ったパタゴニアのジャケットやシャツ、ズボンなど1000点が並び、店の奥ではスタッフさんが衣類の修復作業の実演をしたとのこと。 ひざの部分に無数の修繕の跡があるパタゴニアさんのクライミング用のズボンが玄関近くに展示されていたそうです
環境省のサイトによると、服1着の材料を調達して製造し、店に運ぶまでには、ペットボトル255本を製造する際と同じだけの二酸化炭素(CO2)約25・5キロを排出するそうで、さらに浴槽11杯分の水2300リットルも使うそうです。
また、国内で年に1度も着用されない服は1人当たり25枚で、服を手放す手段では廃棄が68%を占めるそうです。焼却、埋め立てされる衣類は1日当たり1300トンに上るとも。
「古着販売のニーズはある」とパタゴニアさんではイベントの手応えを実感したそうで、今後の展開も検討するとし、「このブランドを選べば一つで長持ちするんだな、直してくれるんだな、というのは、新品をお薦めする上でも非常に重要なメッセージ」とも語っています。
服を買う時に最初の値段が安いものを1~2年で買い替えるか、それとも多少は高くてもそれを手直しして長く着るのか。確かにパタゴニアさんが言うように、それは今後、服を買う上での重要な判断になるのではないでしょうか。