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発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.11.29

夢や理想で終われない 自社内循環、パタゴニアの本気度

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「夢や理想で終われない 自社内循環、パタゴニアの本気度」という記事がありました。

これは以前にもご紹介したパタゴニアさんの「必要ないモノは買わないで」という精神の第2弾になります。
パタゴニアさんは創業以来長く続けてきた修理の取り組みを、2013年に直訳で「着古された服」を意味する「WORN WEAR」と名付け、このキャンペーンを軸に、ミシンなどを積み込んだワゴン車で出張修理に各地を回ったそうで、日本では修理の依頼で持ち込まれる衣料品が年間1万数千点に及ぶそうです。
その取り組みの長い年月と取り扱う点数の多さに評価の声はあがっていますが、「まだまだ社会全体に十分浸透しているとはいえない」と、パタゴニアさんはサステナブルへの意識に根ざしてもっと大規模に、もっと末永く取り組んでいく必要性を訴えています。
その根底には「高品質の服は修理すればずっと着られる。反対に、一生かけても消費しきれないほどの点数の服を買い求める必要などない」という考えがあるそうです。
最近は環境意識の高まりを受けて、作り手は以前よりリサイクル素材を取り入れるようになったり、売り手が商品を回収してリサイクルに回す流れも強まってきました。それでも現実は家庭や事業所からリユース・リサイクルされるのは年間約28万トンで、その倍近い量の衣料品が廃棄へと向かってます。
この状況に対して企業側がやれることは、消費者に「そんなに買わなくていいのでは?」「急いで買ってもクローゼットに眠るだけでは?」と吟味と厳選を呼びかけ続けること。そして、社会全体の消費行動のプロセスに「修理」を組み込んでいくことだそうです。

先日の土曜日に池袋の公園にてあるNPOさんか何かの炊き出し等のボランティアの準備を見かけました。おそらく夕方5時位からの開始からなのでしょうが、3時過ぎには多くの人が見られ、その中には衣類の提供の列にも並んでいる人も見えました。我が家でも衣変え時にはよく衣類が捨てられています。改めたいと思います。