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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかどこのつぶやき
2021.12.15

障害者アート、包装で身近に 社会参加も後押し

皆さん、こんにちは。
先日の日経新聞に「障害者アート、包装で身近に 社会参加も後押し」という記事がありました。

これは、障害のある人が描いた絵を商品の梱包箱やパッケージに採用する動きが広がっているというもので、作品の魅力を消費者に身近に感じてもらうだけでなく、作者にデザイン料などとして報酬を支払うことで障害者の社会参加を後押しする狙いがあるそうです。

例えば、和風調味料で知られる食品メーカー、久原本家グループさんが通販サイトの商品発送などに使う段ボール箱には大盛りのナポリタンで大食い競争をする女性たちに、ハンバーガーやケーキが詰まった夢のようなお弁当等、カラフルで個性あふれる絵があしらわれ、受け取った人たちを楽しませているそうです。
描いたのはいずれも障害のある人たちで、同社は障害者の社会参加を支援する一般社団法人「だんだんボックス」さんと連携し、食を題材にした絵を障害者から募集して段ボール箱のデザインなどに採用するプロジェクト「くばらだんだんアート」を2011年から実施しているそうです。

20年のプロジェクトには全国から約750作品の応募があり、大賞に選ばれた5作品が段ボール箱のデザインに採用され、作者にはデザイン利用料として10万円が贈られるとも。
作者の家族からの反響は大きく、プロジェクトの事務局スタッフを務める同社の田島佑美さんは受賞者の母から届いた手紙にあった「娘が生きていくうえで、これから先も何かできることがあるかもしれないと、可能性を感じられた」という言葉が忘れられないそうです。

弊社でも以前、ある金融関係の会社さんのカレンダーに口と足で描いた絵を使用させて頂きました。12か月のそれぞれの季節や行事等に沿った絵は本当にどれも躍動感に溢れたものや優しさに包まれたものばかりで、今でも覚えております。最近はこのようなプロジェクトを良く聞くようになりました。また、そのような機会があれば嬉しいのですが。