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発信者:ぬかどこのつぶやき
2022.01.04

オワコンと決めつけるな 西陣と和太鼓のアップデート

皆さん、こんにちは。
年末の日経新聞に「オワコンと決めつけるな 西陣と和太鼓のアップデート」という記事がありました。

現在の国内消費は原料高の逆風が吹いていますが、それでも「オーバーカンパニー・オーバーストア」状態のなかで節約志向は強まり、価格の下押し圧力からは逃れられない状態となっています。
デフレ脱却や賃上げの実現には、企業マインドのチェンジが重要な条件になるとともに、商品の可能性を「決めつける」のではなく、オワコン(終わったコンテンツの意)にならないように消費者が出費を惜しまないモノ・サービスに再定義・再編集する努力が必要だという記事です。以下に西陣織の例をあげます。

西陣織の市場はピーク時に比べて10分の1にまで縮み、停滞感が続いていますが、そんななか、西陣をグローバルブランドに育て上げようと奮闘する細尾(京都市)さんという製造・卸会社が注目を集めているそうです。
細尾さんは西陣が再生するには何が必要かを考え、そのひとつが固定観念の打破だったそうです。
例えば西陣の生地幅ですが、伝統的に32センチメートルで、着物や帯を作るためのサイズとなっています。これでは生地を生かした新しいビジネスに取り組めません。そこで細尾さんは150センチメートルの生地を織れる織機を開発し、事業の幅も広げたそうです。「西陣織を着物や帯だけと決めつけてはいけない」というコンセプトで、ザ・リッツ・カールトンホテルさんやシャネルさん、エルメスさん、トヨタ自動車さんのレクサスなど高級ブランド品の内装に細尾の西陣織が使用されることになったそうです。

私達の印刷業界も10分の1ではありませんが、年々市場は減ってきております。印刷がオワコンにならないための固定観念の打破とは何でしょうか。印刷での一番の固定観念は印刷=紙なのでしょうか。現状打破を目指します。