ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2023.06.01
通りすがりで気づかないオオカミ
都内にオオカミを探しに その8
ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは豊島区千早にある「御嶽神社」にいるおいぬさまです。
西武池袋線椎名町駅からほど近い住宅街の中にあり、人通りの多い通りに面して御嶽神社があります。近年改修された社殿・境内も真新しく、朱の社殿の前に白い“狛犬”が、と思いよく見ると堂々とした「おいぬさま」です。
ただ新宿歌舞伎町の稲荷鬼王神社のおいぬさまに似て、架空のいきもののようなお姿なので、通りすがりではオオカミには見えず、おいぬさまとは気づかない方も多いかと思います。
境内の掲示には「此の地域で農業が盛んに行われた頃、農家の人達が信仰しておりました。/特に旱魃(かんばつ)の時は、村人達が奥多摩の御岳神社(現青梅市)に参拝して、七々代(ナナヨ)の滝の水を持ち帰り「雨乞ひ」の祭りを行いました。」とその由緒が書かれており、現在も篤く信仰されているのはこの真新しい社殿等でわかります。
私たちの近くの神社にもおいぬさまがひっそりと神様を守っているかもしれませんね。