ぬかぴーのツブヤキ

ニホンオオカミ研究家（自称）のナナわんこです。今回ご紹介するのは渋谷区渋谷1丁目にある「宮益御嶽神社」にいるおいぬさまです。

大都会・渋谷にいるおいぬさまと言っても「ハチ公」ではありません。渋谷駅から宮益坂を青山方面に上がっていくと、すぐ左手に小さな鳥居がありますが、急ぎ足で通行する人にはほとんど気づかれないようなひっそりした佇まいです。
半世紀近くまえ、私が学生だったころ鳥居があるのは知っていましたが、お稲荷さんでもあるのかと、気にも留めずにいました。

結構高い石段を昇ると、思ったよりも広い空間が現れ境内には宮益不動尊など多くの旧跡があります。宮益御嶽神社は15世紀の創建といわれる古社で、社殿が新しいのは戦災で焼失したため1980年に再建されました。おいぬさまが一対相対していますが、珍しいブロンズ像です。元の石像は損傷がはげしく、社務所内に安置されており、このブロンズ像は原型を模したものだそう。

また「宮益御嶽神社」ではおいぬさまが描かれた御札と御朱印も授けていただけます。
谷底にある渋谷駅から小高い丘の上に鎮座したお社は、令和の時代にはビルの谷底のようなロケーションになっていますが、地域での信仰はなおも篤く、祭礼や酉の市等も行われています。

駅近くの「宮益御嶽神社」にどうぞ参拝なさってください。