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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2023.08.03

商店街を進むと祀られているオオカミ

都内にオオカミを探しに その17

ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは杉並区方南2丁目にある「方南・大山神社(御嶽神社)」にいるおいぬさまです。

方南・大山神社は東京メトロ丸の内線(支線)方南町駅から南に商店街を5分ほど歩くと、南側の神田川の谷に下る坂道の途中にあります。由来は不明のようですが、小さな境内には「榛名山 御嶽山 大山 合併記念之碑」があることから江戸時代にそれぞれ地域の講中などで信仰されたお祠が、明治以降に合祀されたようです。

小さな境内、鳥居が無ければ通り過ぎてしまいそうです
三社の合併記念碑

おいぬさまは立派な台座にお座りになり、向かい合っています。
左側の吽(うん)像、右側の阿(あ)像ともに、太い尻尾、指もリアルで踏ん張る前脚、ろっ骨をウネウネと表した背中と胴などの新しい時代のお姿のように思われます。口の中や指などの一部に赤が差してあるのも珍しいお姿です。

左側の吽(うん)像
右側の阿(あ)像
大きく開けた口、流れるような長い耳が特徴

すぐお隣は「釜寺」の通称で有名な東運寺(山椒太夫伝説で安寿と厨子王が山椒太夫に釜ゆでにされそうになった故事に由来して大釜が奉納されています)なので、大山神社は東運寺の境内社だったと思われます。

東運寺は山門や身代わり地蔵尊をはじめ、歴史や由緒あるお寺なので参詣方々おいぬさまをお訪ねください。

東運寺さんのホームページはこちらから