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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2023.08.10

鎮守の森のオオカミ

都内にオオカミを探しに その18

ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは東村山市恩多町3丁目にある大岱(おんた)稲荷神社の境内社「三峰御嶽合社」にいるおいぬさまです。

故・志村けんさんの「東村山音頭」で全国区になった東村山市の東側、電車では西武新宿線の久米川駅が最寄になります。駅から新青梅街道を横切り野火止用水に沿って歩いて15分ほどで、大岱稲荷神社に着きます。(なお地名表記は「恩多」です)
結構広い大岱稲荷神社の拝殿左側に金毘羅神社と、目指す三峰御嶽合社がありました。

写真のように御嶽神社と三峯神社が一つの祠に祀られており、その前に一対のおいぬさまがいます。

ひっそりと向かい合うおいぬさま
御嶽社と三峰社の合社
お稲荷さんだけに赤いよだれ掛けを掛けています
耳も大きく手脚の指もリアルなおいぬさま

詳しい来歴はわかりませんが、おいぬさまは比較的新しい像なので、やはり地域にあった御嶽社と三峰社が大岱稲荷神社内に合祀されたのでしょうか。

大岱稲荷神社は江戸時代中期の寛延年間に、京都伏見稲荷大社から勧請されたとのことで、旧恩多村の鎮守の森として親しまれてきました。今は住宅街ですが、畑のなかに野火止用水が流れる傍らにある村の鎮守様としての面影が彷彿とさせるロケーションです。