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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2023.09.14

岐れ道を見守るオオカミ

都内にオオカミを探しに その23

ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは三鷹市牟礼6丁目にある「西牟礼御嶽神社」にいるおいぬさまです。

西牟礼(にしむれ)御嶽神社は京王井の頭線・三鷹台駅から徒歩15分ほど、道路に詳しい方は人見街道と連雀通の分かれ道にある、といえばすぐわかるかと思います。この西牟礼御嶽神社は「その22」でご紹介した牟礼御嶽神社のすぐそばにあり、こちらは牟礼西町会の鎮守で明治7年の鎮座とのことです。

久我山駅方面から人見街道を通り、連雀通側に曲がってすぐ左側の三角地にあるかわいい境内です。狭いながらも整った境内は、鳥居をくぐると一対のおいぬさまが。だいぶ時代を経ているような古さですが、丁寧に補修されています。

狭いながらも整頓された境内
左側のおいぬさま
右側のおいぬさま、あばらと尻尾がかわいい
左側のおいぬさまの背中、なぜてあげたい
右側のおいぬさま
武蔵御嶽神社の御札、オイル缶の御賽銭函

明治末期のこのあたりの地図を見ると、北側に玉川上水の丘があり、なだらかな起伏の開けた地である様子がわかります。畑や森、そして桑畑が散見されるのも時代を感じます。驚いたことに、現在の地図と比べても道路などがそのままの形で残されており、この三角地帯も昔の地図で確認できます。
おだやかな風景で、暖かそうな土地に鎮守として祀られたおいぬさまは幸せそうです。