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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2023.10.19

躍動するオオカミ

ニホンオオカミ研究家(自称)のナナわんこです。今回ご紹介するのは足立区谷中4丁目にある上谷中稲荷神社の境内社「三峰神社」にいるおいぬさまです。

上谷中稲荷神社は足立区東部に位置し、江戸時代には新田開発が盛んにおこなわれた田園地帯でしたが、いまでは住宅街になっています。ここへは東京メトロ千代田線・北綾瀬駅から徒歩3分ほどで、すぐ西側には東京メトロの広大な綾瀬車両基地があります。

上谷中稲荷神社の創建年代は不明ですが、江戸時代初期に開発が進んだ久右衛門新田(谷中新田)の鎮守社であったといわれていますので、古い歴史があります。

三峰神社はあるサイトの記事によれば、平成3年(1991)に「三峯山氏子中」の方々により、新しい小祠(「三峯社」)が建立されたとありました。境内には平成3年の「上谷中稲荷神社改修記念碑」があり、その際の建立と思われますが、もともとはこの付近に三峰社が祀られていて、この地に移転したものと思われます。

小さいながらもよく浄められた三峰社
左側の阿(あ)形
右側の吽(うん)形

さて、おいぬさまは平成3年建立と思われる新しいものですが、姿がとてもユニークであまり類例がありません。ヨガのポーズに例える方もいますが、険しい山の崖から飛び移るような躍動感あるお姿で、モダンなお顔とキツネのようなふくらみのある尻尾が特徴です。

右側の像を横から
左側の像を横から

ちなみに上谷中稲荷神社の境内には、あちらこちらにキツネさんが鎮座しており、子連れのキツネさんや屋根の上まで小さなキツネさんが下を見下ろしていました。

境内を入るとすぐ2対のキツネさん
社殿の手前にも2対のキツネさん、さらに屋根の軒先にも1対のキツネさん