TOP ぬかぴーのツブヤキ 【SB-SDGs】食べ放題チェーンの食品ロス対策

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ケンゾー
2024.07.09

【SB-SDGs】食べ放題チェーンの食品ロス対策

まだ食べられる食べものが、何らかの理由で廃棄されてしまう食品ロス問題は、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」に削減量の目標値が示された世界規模の課題です。

先日、日本における食品ロス発生量の最新の推計値が発表されました。それによると、令和4年度における食品ロス発生量は約472万トン。そのうち家庭系が約236万トン、事業系が約236万トンと推計されており、2030年度までに2000年度比で半減、という当初の削減目標を、発生量全体と事業系ではすでに達成したことになります。
まだまだ膨大な量であることに変わりはありませんが、減少傾向が続いているのは、各方面で実施されている食品ロス対策じわじわと成果をあげていると考えてよいのではないでしょうか。

食品ロス量の推移と削減目標(消費者庁、PDF)

食品ロスポータルサイト(環境省)はこちら

さて、食品ロス対策といえば、しゃぶしゃぶ食べ放題でおなじみのレストランチェーン「しゃぶ葉」が2024年4月から「こまめどりプロジェクト」と名付けた新サービスを開始したそうです。

「こまめどりプロジェクト」についてはこちら

なるほど、食べ残さなかったことをお客側からアピールしてもらい、それに対してお店がインセンティブを支払うという発想なのですね〜。外食時の食べ残しを持ち帰る「mottECO(モッテコ)」運動について以前ツブヤきましたが、食べ放題がウリのレストランでは、残すにせよ、持ち帰るにせよ、利用者側が追加料金を支払う、というのがこれまでの食べ残し(取り過ぎ)対策だったのではないかと思いますので、まさに逆転の発想です。

「証拠写真」を撮影してレジで提示するというのも実に現代的で、中には写真をSNSにもアップして、プロジェクトへの参加を発信する人もいるのだとか。口コミでの拡散も期待できてしまうナイスアイデアですね。積極的に利用していきたいサービスのひとつです。