TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(75)どんつき駅(9)えちぜん鉄道・福井駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2025.07.04

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(75)どんつき駅(9)えちぜん鉄道・福井駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回は「どんつき=行き止まり」駅のえちぜん鉄道・福井駅をご紹介します。

新幹線高架を走った“えち鉄”

えちぜん鉄道・福井駅は福井県福井市にあるえちぜん鉄道(通称えち鉄)線の三国芦原(あわら)線と勝山永平寺線の起点駅です。えち鉄は、以前は京福電気鉄道が福井県下で運営していた越前本線および三国芦原線を引き継いだ、地元行政が運営する第三セクター方式の会社です。

53kmの路線に44の駅があります(えち鉄HPより)
新幹線の高架橋を借りて仮運行、右が建設中のえち鉄の駅舎・ホーム(2018)

上の写真はえち鉄・福井駅ですが、車両が走っている高架線はなんと北陸新幹線なのです。新幹線開業にともない、福井駅は高架駅となるため、JRとえち鉄も高架化のため駅改良工事を行っていました。車両の右側がえち鉄の新高架ホームになる場所です。
先に完成していた新幹線高架を借りて、福井駅~福井口駅間の仮線として使用、仮設ホームで運用していました。

北陸新幹線の開業とえち鉄の新ホーム

2024(令和6)年3月16日に北陸新幹線・金沢駅~敦賀駅間(125.1 km)が開業し、かつての福井駅は真新しい駅に生まれ変わりました。
えち鉄・福井駅もコンパクトな駅に一新、永平寺はもとより、恐竜博物館などの観光面で乗客増を目指してがんばっています。

新しい駅の「どんつき」
車両もきれい、アテンダントも乗車します
冬の北陸の豪雪にそなえたホームになっています
新しい南口、「恐竜推し」ですね