TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(83)どんつき駅(12)北陸鉄道・鶴来駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2025.08.29

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(83)どんつき駅(12)北陸鉄道・鶴来駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅も、引き続き北陸鉄道の路線をご紹介します。

北陸鉄道・石川線鶴来駅

接続していない北陸鉄道の二つの路線

前回の北陸鉄道(通称:北(ほく)鉄)浅野川線につづき、南側の石川線鶴来(つるぎ)駅へは、野町(のまち)駅から13.8km、約31分で到着します。
どこの鉄道駅とも接続していない始発の野町駅へは、金沢駅から北鉄バスで20分ちょっとで連絡しています。

野町駅のけっこう立派なターミナル風の駅舎
野町駅もどんつきです

野町駅で待っていると、元東急の7000系がやってきました。
二駅目がIRいしかわ鉄道(元北陸本線)の西金沢駅と接続する新西金沢駅です。鉄道接続駅とあって、ほとんどの乗客がここで乗降しています。
野々市駅を過ぎると、農村地帯をほぼ直線で疾走する車内は、揺れに揺れるアトラクション状態で本も読めません。

鶴来駅に到着、いまはここが終点となっていますが、2009年まではさらに白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の最寄り駅である加賀一の宮駅まで路線が伸びていました。白山比咩神社は全国に2千社あるという白山神社の総本社で、大晦日深夜から元日の朝にかけては初詣客向けに、終夜運転が行われていました。(今も鶴来駅まで終夜運転されているそうです)

どんつきに顔を並べた元東急の7000系
立派な鶴来駅舎、駅名の上に北鉄の社章が見えます

ちなみに、北鉄の駅名は難読駅名が多く、読みそのものが難読なだけでなく、井口→いのくち、小柳→おやなぎ、のように単純な読み方ではない駅名が多いのが特徴です。作成した路線図に読みをいれておいたので、参考にしてください。