ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2025.09.12
╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(85)どんつき駅(13)城端線・城端駅
「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅も北陸シリーズ、石川県から富山県に移り3つの路線をご紹介します。
JR城端線・城端駅
城端(じょうはな)線は、富山県の高岡駅から南へ同県南砺市の城端(じょうはな)駅までのJR西日本の路線で、同じく高岡駅から北へ向かうJR氷見線と同様に行き止まり路線です。
ちなみに2015年3月に北陸新幹線が開業した際、JR北陸本線の富山県内区間が「あいの風とやま鉄道(第三セクター鉄道)」となったため、JRの城端線と氷見線は他のJR在来線と接続しない珍しい路線になりました。
高岡駅から砺波平野を縦貫し城端駅へ
高岡駅から城端線に乗る前に、ちょっと寄り道して日本三大仏のひとつ「高岡大仏」を参拝しましょう。高岡駅から10分ほど歩くと、街なかの道路わきに突然高さ16mの高岡大仏が現れます。高岡は古くから銅器が有名な町で、その技術の結晶であり高岡市を象徴する観光地となっています。
でも奈良・鎌倉の大仏を想像していくと、ちょっと「???」な感もありますが、イケメン(確かに小顔)大仏としてファンが多いそうです。
では高岡駅から城端線に乗りましょう。
高岡駅を出た城端線は、次の新高岡駅で北陸新幹線と接続したのちチューリップ栽培で有名な砺波平野を一気に南下、1時間ほどで終点の城端駅に到着します。
終点の城端駅から正面を見ると、霊峰・白山をはじめとする高さ1,000m級の山々が連なり、世界遺産の白川郷・五箇山の合掌造り集落へ向かうバスが山々を目指して接続しています。
また城端は越中の小京都といわれる古い町並みが残り、駅には観光案内所もある知る人ぞ知る観光名所でもあります。