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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:桃とココナツ
2025.09.01

落水紙

「らくすいし」と読みます。紙漉きの最終段階に水滴を当てることで模様をつける和紙の技法のひとつです。

伝統的な模様を作り出すこともあれば、シャワーなどの水を当ててできる不規則な模様を作る場合もあるよう。
涼しげで、ランプシェードなどにして光の透過率の強弱を愉しむこともできるのだとか。

初めて紙漉き体験です。何度もなんども原料液を流し入れ、せっかく美しく均等にならしたというのに、それをぶち壊す水打ち作業。
少々ショックではありましたが、普通の紙を作ってもつまらないと思い、おもいっきり水を打ちました。パラパラ…では強弱出ません。
数日後、貼った板から剥がすと、どうでしょう? 肉球っぽい柄がいくつかできていますね。

日々、洋紙を扱うわたしたちですが、一枚一枚手作業で織りなす和紙の美しさにも、触れて発見がありました。