TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(88)どんつき駅(14)万葉線・越ノ潟駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2025.10.03

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(88)どんつき駅(14)万葉線・越ノ潟駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅も、北陸シリーズ・富山県の路線をご紹介します。

万葉線・越ノ潟駅

地図:交通新聞社「JR時刻表」を一部加工
MLRV1000形車両、「アイトラム」の愛称があります(越ノ潟駅)

万葉(まんよう)線と聞いてすぐ分かる人は少ないと思いますが、前回の城端(じょうはな)線と同じく富山県の高岡駅を起点に、その名も万葉線㈱が運行する路面電車です。
高岡駅前の高岡駅(停留場)から北へ、射水市の越ノ潟(こしのかた)駅までの12.9kmを結んでおり、途中の六渡寺駅までが道路上を走る併用軌道で、そこから終点までが専用軌道になっています。
富山市から高岡市にはかつて様々な鉄道があり、富山新港開発等で大きく様変わりした歴史がありますが、ここでは割愛します。

引退した大型練習帆船「海王丸」、越ノ潟駅のひとつ手前に海王丸駅があります
富山新港の出口に架かる長大な新湊大橋
越ノ潟駅前にある富山県営渡船・越ノ潟発着場

終点、越ノ潟駅は広大な富山新港の出入り口である伏木富山港側の先端にあり、途中の新湊には帆船・海王丸が保存展示されています。
また越ノ潟駅の頭上には長大な新湊大橋が架けられています。
駅前には富山県営渡船・越ノ潟発着場があり、対岸の堀岡(新港東口)との間を結んでいますが、この渡船は富山新港の開発により途切れた鉄道・射水線に代わって、1967年から運行しています(無料です)。

万葉線のどんつき
冬季に活躍した除雪車輌が留置してありました

スマートなLRT電車は、富山市内のライトレールなどが有名ですが、万葉線も素敵な路線ですので、ぜひ乗車してみてください。