ぬかぴーのツブヤキ
発信者:ナナわんこ
2025.12.05
╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(97) 思い出の上野発着 寝台特急(2)
「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回も思い出に残る上野駅を発着した寝台特急をご紹介します。
東北本線の看板寝台特急「はくつる」
「はくつる」は上野駅・青森駅間を東北本線で結んでいた寝台特急列車で、1964(昭和39)年に運行を開始、2002年12月1日の東北新幹線の八戸延伸開業に伴い廃止されました。
ブルートレインと呼ばれた20系・24系客車や、初の交直両用特急形寝台電車の583系電車など、車種もたびたび置き換わり、運行形態も変化しましたが、新幹線延伸とその際の在来線経営の分離が影響し、その長い歴史に幕を下ろしました。
常磐線経由の優等寝台列車「ゆうづる」
「ゆうづる」は、常磐線経由で上野駅・青森駅間を結んでいた寝台特急列車で、1965(昭和40)年に登場しました。常磐線は東北線経由よりは距離が伸びますが、勾配などの山岳区間が少ないため走行時間が短く、夜行列車で青函連絡船と接続する北海道連絡の役割も担い、一時は客車と電車(583系)合わせて7往復が運転されるほどでした。
しかし東北新幹線延伸や青函トンネル開通で「北斗星」が登場し、最終的には1993年に「はくつる」に統合され30年近い運行を終了しました。
