ぬかぴーのツブヤキ
【SB-SDGs】貯まったアレを今年も送りつけた件。【ケンゾー&コッコロ】
コッコロ 「ちょ、マジやばくない? この量。おい爺、計数梱包作業おっぱじめっぞ!」
ケンゾー 「なんじゃ、この……茶色い山……。わしの葬式の供え物か?」
コッコロ 「葬式ちげーし。見ればわかるやろ。『粘着テープの巻心』だし」
ケンゾー 「マ、マキシン……? ウクレレ漫談でおなじみの?」
コッコロ 「そのマキシンちゃうし! しかも若い子には、なじみなんてないやろがい! あれよ、『ニチバン巻心ECOプロジェクト』に送るやつ! ほら爺、去年もブログで『ゴミを宝に変えるのじゃ』とか言って、社内のテープの芯を集めたじゃないの。認知バイアスかかってんの?」
ケンゾー 「認知歪んで明日が二度くりゃ あす×あすでバイアスだ あゝやんなっちゃったなあ〜」
コッコロ 「ていうか聞いてよ、数えたらマジ凄かったんだから。今年はなんと、726個! 梱包作業してるみんな、マジリスペクトなんだけど」
ケンゾー 「うむ……。社員の汗と涙と……手垢の結晶じゃな」
コッコロ 「汚いこと言うのやめてね。でね、この集めた巻心をニチバンさんに送ると、リサイクルされてダンボールの原料になったり、売却益が『マングローブの植林』に使われたりするんだって! 超エコじゃん? 地球に優しすぎない?」
ケンゾー 「マングローブ林……『生命のゆりかご』のひとつじゃな。懐かしいのう……。わしが若い頃は家の裏山は全部マングローブで……」
コッコロ 「ここ東京だよね!? 明らかに植生おかしいよね!? とにかく! 本来ならゴミとして燃やされちゃう『芯』が、たくさん集まればフィリピンとかで木になるってわけよ。これってマジでエモくない?」
ケンゾー 「エモいのう……。わしの骨もマングローブの根元に埋めてくれ、な」
コッコロ 「てか、このプロジェクトのすごいところは、『どこのメーカーの巻心でもOK』ってとこなんだよね。ニチバンさんの器デカすぎない? 爺のゴミみたいな器と比べ物になんないんだけど」
ケンゾー 「わしの器はポークビッツサイズじゃからな。しかし……ありがたいことじゃ。メーカーの垣根を越えて地球を守る。まるで……今のわしとコッコロちゃんの関係のようじゃ」
コッコロ 「口からでまかせ言わないで? ウチらは『介護する側』と『される側』だから。でもホント、ダンボールに詰めるだけでも一苦労だったよね。こんだけあると、パズルみたいに詰めないと入り切らないし」
ケンゾー 「そうじゃな。わしが箱に入ろうとしたら全力で止めおって」
コッコロ 「『不純物は入れないでください』って怒られるわ! でもさ、こうやって会社全体でちょっと意識するだけで地球環境に貢献できるって思うと、なんかアガるよね。SDGsとか難しいこと言わなくても、これならウチらでも余裕で続けられそう」
ケンゾー 「そうじゃ。続けることが大事なんじゃ。わしの命の灯火も、皆の支えでなんとか続いておる」
コッコロ 「急に重い話に戻すじゃん。でもまあ、来年もまた送れるように、爺も長生きしてよね。次の目標は1000個だから!」
ケンゾー 「せ、せんこ……!? 数を集めるのにテープを無駄遣いしたりしたら本末転倒じゃぞ。そこを見誤ってはいかん。でもコッコロちゃんが言うなら頑張って息をするよ。ヒュ~……グゴゴゴゴゴゴ」
コッコロ 「ちょ、爺! なんて音出してんの! 白目むかないで! あーもう、とりあえずこの箱、今日発送しとくからね! 皆様も、テープの芯は捨てずにリサイクル! ヨロシクね~!」
【登場人物紹介】
ケンゾー:倉庫に住みついている謎の爺妖精。ボケ担当なのに時折正論を吐いて周囲を白けさせる。
コッコロ:入社2年目のギャル妖精。仕事は早いが口は悪い。ケンゾーの生存確認係も兼ねている。
この取り組みは【SDGs目標:1・4・6・12・13・14・15・17】につながります。
