TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(106)どんつき駅(21)日暮里・舎人ライナー・見沼代親水公園駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.02.13

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(106)どんつき駅(21)日暮里・舎人ライナー・見沼代親水公園駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅は、荒川区・足立区をほぼ一直線で結ぶ東京都交通局日暮里・舎人ライナー 見沼代(みぬまだい)親水公園駅をご紹介します。

鉄道空白地帯へ敷かれた新交通システム

日暮里・舎人ライナーは都営交通の案内軌条式鉄道(ゆりかもめ=東京臨海新交通臨海線のようなタイヤで路面を走る車両)で、日暮里駅と見沼代親水公園駅間9.7kmを結んでいます。途中13駅があり、日暮里駅(JR各線・京成線)、西日暮里駅(JR各線・地下鉄千代田線)、熊野前駅(都電荒川線)で他の路線と乗り換えができます。

地図:交通新聞社「JR時刻表」を一部加工
東京都交通局のHPを一部加工

この路線の計画は1970年代からあり、敷設された足立区西部は西側にJR京浜東北線や地下鉄南北線・埼玉高速鉄道が、東側には東武伊勢崎線がありますが、いずれの最寄駅からも遠い「鉄道空白地帯」でした。今は日暮里・舎人ライナーが高架上を走る尾久橋通りには同じルートで都バスが走っていますが、北足立市場や足立トラックターミナルに向かう大型トラックなどの交通量が多く、渋滞が慢性化しバスの定時輸送が困難な状況が続いていました。
当初の計画では地下鉄方式も検討されましたが、尾久橋通りに高架路線を設置した新交通システムが採用され、1997年の着工から11年を掛け2008年に全線開業しました。

混雑率が常に上位の路線

開業時に約5万人弱/日の輸送人員は、コロナ前の2019年には約9万人/日を超え、一旦コロナで落ち込みましたが2023年には再び9万人/日を超えています。鉄道空白地帯だった足立区西部が急速に宅地化が進んだことと、終点の見沼代親水公園駅からバスで埼玉県川口市や草加市へアクセスできるため、通勤時の混雑率は毎年上位5位以内に入る混雑ぶりです。
この混雑のためと高齢者の乗降にはバスが便利なため、従前のバス路線も減便はされたものの路線は存続し利用されています。

どんつきの終点・見沼代親水公園駅へ

日暮里駅から終点を目指します。途中、隅田川、荒川を渡りますが、特に荒川を超える尾久橋通り上の高架は首都高速道路の上を行くため、展望が抜群のおすすめスポットです。

隅田川を渡る開業時からの300形
小台工場へ最寄の足立小台駅へ到着する320形
荒川を渡る(下流側)
首都高速道路のさらに上を通ります

22分ほどで終点・見沼代親水公園駅に到着、駅は足立区舎人2丁目にあります。「舎人(とねり)」という地名は古代からの由緒ある名称ですが、足立区が行った公募では「舎人」が2位を大きく引き離して1位になりましたが、2位の「見沼代親水公園」に駅名が決められました。区では見沼代親水公園を「快適な居住環境をつくる重要な施設」と位置付けているため、その配慮だそうです。高輪ゲートウェイの駅名公募のような初めから出来レースの臭いがしますね。

終点に到着
駅から思わせぶりに伸びたどんつきです。この先200メートルほどで埼玉県境になりますが、延伸する日は来るのでしょうか?

駅から尾久橋通りを200メートルほど行けば埼玉県との県境になります。埼玉県側まで延伸してほしいという声もあるようですが、都営交通だけにどうなるでしょうか?