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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかぴー編集部
2026.02.09

◢◤ トリビア便 ◢◤ vol. 015

未来を描いた手塚治虫を思う

2月9日は「漫画の日」。
この日は、日本漫画界の礎を築いた手塚治虫が亡くなった日にちなんで制定されています。

手塚治虫といえば、真っ先に思い浮かぶのはやはり「鉄腕アトム」。
人の心を持つロボット・アトムを通して、科学の進歩と人間らしさとは何かを問いかけた名作です。

そんな手塚治虫の作品の中で、自分にとって特に思い出深いのが「ジェッターマルス」という作品。
アトムの後継として描かれたこの作品は、西暦2015年を舞台にした物語でした。

当時、子どもだった自分にとって、2015年はまだまだ遠い、まさに「SFの世界」そのものでした。
放映されていた当時、作中に描かれていたのは、超近代的な都市の風景。
車は宙を浮いて走り、ロボットは当たり前のように人間社会に存在する。
子ども心に「2015年になったら、こんな世界が本当に来るんだ」と、胸を躍らせながら見ていた記憶があります。

そして実際に迎えた2015年。
振り返ってみると、残念ながら車は宙を浮いて走っていませんし、街の景色もアニメで描かれていたほど劇的に変わったわけではありませんでした。
技術は確かに進歩しましたが、想像していた“未来都市”とは少し違う、現実的で地に足のついた発展だったように思います。

それでも、今の私たちはスマートフォンを手にし、AIと会話し、インターネットを通じて世界と瞬時につながっています。
形は違えど、手塚治虫が描いた“未来”は、確実に現代へと受け継がれているのではないでしょうか。

「鉄腕アトム」も「ジェッターマルス」も、単なるSFや未来予想図ではなく、
技術が進んだとき、人間はどう生きるのか、何を大切にすべきなのかを私たちに問い続ける作品だったのだと思います。

漫画の日である2月9日、あらためて手塚作品を読み返しながら、未来について少し想像してみる。
そんな一日も、なかなか悪くない気がします。

トリビア便では週のはじめに、ちょっとした未来の予報や雑学ネタをお届けします。
暮らしが少し楽しくなる、小さな”へぇ~”を見つけられますように。