TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(109) 旧鉄道橋が公園遊歩道に

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.03.06

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(109) 旧鉄道橋が公園遊歩道に

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回は東京の“ウォーターフロント”に残る旧鉄道橋のおはなしです。

タワマン地帯にある廃線になった鉄道橋

タワマンやショッピングモールが林立している晴海・豊洲地区は、昭和時代は工場群と倉庫街で形成された地域で、それを貫くようにY字型に貨物線が延びていました。
今回ご紹介する「旧晴海鉄道橋」は、その「臨港鉄道港湾局専用線晴海線」に架かる橋梁で、1957(昭和32)年に完成、1989(平成元)年に鉄道が廃止されるまで使用されていました。鉄道が廃線となり、鉄路も消えていくなかで奇跡的(?)に現在まで残されていました。

東京都のHPより
右側の越中島方面から伸びてきた鉄道が晴海方面と豊洲方面に分岐 国土地理院地図(1981)を一部加工
廃線から6年後の晴海鉄道橋(1996)、後ろは石川島播磨重工業東京第一工場
すでにレールは赤さび草むしています(1996)
公園遊歩道となった「旧晴海鉄道橋」 東京都のHPより

そしてこのたび、「旧晴海鉄道橋」が隣に架かる道路橋・春海橋の公園遊歩道として整備され、昨年9月に供用がはじまりました。
改修を行った東京都港湾局のHPには「本橋の遊歩道化に当たっては、歩道部に当時の鉄道レールを設置し、アーチ部の色彩を建設当時の色彩に復元する等、歴史的価値への配慮を行っています。また、晴海・豊洲地区の新たな夜景スポットとしての魅力を創出するため、橋りょう全体のライトアップを実施します。」と案内があります。

むかしの晴海・豊洲地区を知るものには、いまのタワマン地帯で唯一むかしの風景を残していた旧橋梁に「新たな夜景スポットとしての魅力」を求めていないので複雑な気持ちです。
この専用鉄道と昔の晴海地区の倉庫街の写真は撮影してあるので、いずれご紹介します。

春海橋公園遊歩道を紹介している東京都のHPへリンク

30年前の豊洲風景

石川島播磨重工業に係留された原子力船「むつ」の前半部 原子炉を撤去され海洋地球研究船「みらい」に生まれ変わる工事が行われている珍しい様子。船の後半部は三菱重工業下関造船所で改造され、ここに運ばれ合体しました(1996撮影)
同じく石川島播磨重工業で整備中の自衛艦、右端に豊洲のランドマークであった東京ガス豊洲工場の6本煙突の一部が見える(1996撮影)