TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(119)どんつき駅(26)東武鉄道・西小泉駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.05.15

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(119)どんつき駅(26)東武鉄道・西小泉駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅は、東武鉄道小泉(支)線・西小泉駅をご紹介します。

謎の盲腸線にある終着駅

西小泉駅は群馬県南部の利根川に近い大泉町にある東武鉄道小泉(支)線の終点駅です。小泉(支)線は東小泉から分岐すると、小泉町駅、そして終点・西小泉駅間をわずか3分ほどで結んでいます。

なぜわずか2駅の盲腸線が残っているのでしょうか。それは西小泉駅に近い場所に第2次世界大戦終戦まで国内屈指の軍用機メーカーだった中島飛行機小泉製作所があり、その貨物・従業員輸送を目的に1941(昭和16)年に開業したからです。戦中は西小泉から先、利根川を渡り、高崎線熊谷駅から妻沼駅まで開通していた東武熊谷線(1983年に東武鉄道唯一の非電化区間のまま廃止)と接続する工事が一部進められましたが、戦争終結により計画は中止されました。

盲腸線の理由は、図にある熊谷への路線敷設を計画され中止されたため(東武鉄道HPより一部改変)

西小泉駅へ

西小泉駅までは東武伊勢崎線・館林駅から西小泉駅行が出ていて、約20分ほどで到着します。
戦時中は多くの貨物(工場までの専用線もあった)や通勤で賑わった広い構内ですが、いまは1面2線の行き止まりホームに短い編成の電車が着くだけです。

かつて賑わった面影を残す広い構内が残っています
盲腸線の「どんつき」、この先もし熊谷までつながっていれば……
駅名が日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の6か国語で表記されています

ちなみに周辺にはSUBARU(元・富士重工業、中島飛行機の後継会社)やパナソニック(旧・三洋電機)などの大型工場があり、その就労者を含め大泉町の人口の1割が外国人(その半数以上がブラジル人)ということで、駅や周辺の看板表記などは多言語で表示されています。