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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:よっしーペンギン
2026.05.21

名湯に癒された大型連休最終日

今年の大型連休の最終日となった5月6日、ふと思い立って山形県米沢市の温泉巡りを楽しんできました。早朝の東北道は渋滞もなく実に快適でした。福島県のサービスエリアで仮眠した後、澄み切った空気の中で、連休最終日は静かに幕を開けました。

今回の主要な目的地は、米沢八湯の中でもまだ訪れたことのない2つの名湯です。20代の半ばに、温泉の持つ癒し効果と、その特有の静謐さに魅了されて以来、温泉巡りは自分にとってのライフワークの一つとなっています。

宿泊施設の日帰り入浴が始まる時間帯まで、飯豊山の麓に広がる森林地帯をドライブしました。窓を開ければ、目にも鮮やかな新緑の香りが車内に流れ込んできました。標高が高くなるにつれ新緑の色彩は淡くなり、登山口周辺には桜の花もまだ残っていました。清流が眺められる展望台では、米沢駅で入手した駅弁を頬張り、旅の解放感を存分に楽しむことができました。

次に訪れたのは、小野小町ゆかりの伝説が眠る「小野川温泉」。昭和の旅情が色濃く残る温泉街を歩き、観光案内所で見つけた老舗旅館の暖簾をくぐります。内湯から溢れ出る新鮮な湯の香りに包まれ、滑らかに肌に染み入るような名湯を堪能しました。湯上がりに味わった、山形名物「玉こんにゃく」の素朴な美味しさも、旅のアクセントとなりました。

続いて向かったのは、福島県境に近い古湯「白布温泉」。露天風呂の湯船に身を沈めながら、新緑の山並みや高い空を眺めていると、さまざまな想いが去来します。仕事のこと、家族のこと、趣味のこと、イラン情勢に物価高。湯舟につかりながら思考を漂わせるこの余白的な時間こそ、温泉旅の醍醐味と感じています。

気がつけば日は大きく傾いていました。名残惜しいものの、地元のスーパーで地酒や地場の食材を買い込んだ後、帰路につきました。道中のBGMは、あの頃の情景が鮮やかに蘇る昭和末期~平成初期の音楽の数々。口ずさみながら、リフレッシュの時間を持てたことの有り難さをしみじみ感じていました。

山形県、福島県、新潟県にまたがる飯豊連峰。山形県側からは2000m級の山が連なる大パノラマが堪能できる。
小野小町が訪れたとの伝承がある小野川温泉。源泉を中心に温泉街が形成されており、街歩きも楽しい。