TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(133)どんつき駅(32)東武鉄道・大師前駅

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.08.21

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(133)どんつき駅(32)東武鉄道・大師前駅

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回の「どんつき=行き止まり」駅は、東武鉄道大師線の終点・大師前駅をご紹介します。

わずかひと駅の盲腸線ながら……

大師前駅は東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・西新井駅から分岐し、わずか1.0km・ひと駅目の終点駅で、その名の通り西新井大師の門前駅です。

駅には券売機も改札もなく、そのまま電車に乗れます
わずかひと駅の盲腸線(左:今昔マップ on the web 右:東武鉄道HPより一部改変)

わずかひと駅の盲腸線ですが、これは西新井大師への参詣路線ではなく、西新井駅から分岐して、現在の環七通りにほぼ沿い、現・東武東上線の上板橋駅に至る「西板線」として大正時代に計画された路線の駅として1931(昭和6)年に大師前駅が開設されました。しかし関東大震災や荒川・隅田川の架橋工事などの問題から計画が中止され、大師前駅だけが残されたからです。

環七通りや尾久橋通りが延伸する際にお引越し

(左:1967年の地図は環七通りができる前、右:現在)駅の位置が変わっています。現在の地図に左の地図の線路と道路を重ねてみました。郵便局や学校等(赤丸内)の位置は変わりませんね(今昔マップ on the web に一部改変)

大師前駅は地図に見るように以前はもう少し西側にありましたが、昭和40年代に足立区内に環七通りが延伸される際、道路上に駅があったため1968(昭和43)年に現在地へ移転しました。さらに尾久橋通りが環七通り以北に延伸する際に、西新井駅から大師線が高架化されたため、1991(平成3)年に高架の仮駅舎に、というお引越しを繰り返しました。

私が幼少のとき、環七通りが延びてきて(旧)駅が開通前の通りの真ん中に取り残されていたこと、長じてからは大師線の遮断機も警報器もない小さな踏切が、広い幅員を持つ尾久橋通りになり、線路が高架化されたことを覚えています。

切符の券売機も改札口もない駅

大師前駅は切符の自動券売機も改札口もない23区で珍しい無人駅です。階段を昇りホームに上がるとそのまま電車に乗ることができますが、西新井駅で乗り換え・下車する際に改札があり、その場で検札するしくみになっています。