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ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ぬかぴー編集部
2026.08.03

◢◤トリビア便◢◤ vol.039

8月3日はハサミの日。なぜ印刷物は「ハサミ」で切らないの?

本日8月3日は、語呂合わせで「8(は)3(み)」=「ハサミの日」です。

身近な文房具である「ハサミ」ですが、実は私たち印刷会社にとっても、切っても切り離せない(ハサミだけに!)深い関係があります。

そこで今回は「ハサミの日」にちなんで、印刷の裏側にある「切る技術」と「裁断」のトリビアをお届けします。

■トリビア 1 : 印刷物はなぜ「ハサミ」や「カッター」で切らないの?

オフィスや家庭で紙を切る時はハサミやカッターを使いますが、印刷会社では「断裁機(だんさいき)」という巨大な専用の刃物で紙を切ります。
その理由は、「数千枚の紙を一度に、コンマ数ミリの狂いもなく真っ直ぐ切るため」です。

紙は一見平らですが、重ねると非常に強い抵抗が生まれます。ハサミで厚い紙束を切ろうとすると刃が逃げて斜めになってしまいますよね。プロの現場では、数十トンの圧力で紙束を上からギューッと押さえつけ、超強力で鋭利な刃を斜めに滑らせることで、断面がツルツルになるほど綺麗なストレートカットを実現しています。

■トリビア 2 : デザインの端にある「十字マーク(トンボ)」の正体とは?

印刷用のデータや校正紙の四隅によく見かける、十字やL字のマーク。これ、実は「トンボ(トリムマーク)」と呼ばれる仕上がり位置の目印です。
印刷機で刷られた大きな紙を断裁機でカットする際、加工オペレーターはこのトンボの「数ミリの線」をピッタリ合わせて刃を落とします。

♬コツコツとアスファルトに刻む・・・のほうのトンボではありません(笑)。
長渕剛さんの名曲『とんぼ』のように「幸せになろうよ」と願いを込めつつ(?)、私たちは日々、寸分の狂いもなくトンボをめがけて刃を落としています!

「はさみで手作業で切り抜く」のとは違い、印刷の世界では「目印を極限まで正確に合わせて一気に切り落とす」ことで、みなさんの手元に届く綺麗なチラシや冊子が完成しているのです。

■トリビア 3 :「塗り足し」がないと、白いフチが出てしまう!?

印刷データを準備する際、「塗り足し(ぬりたし)」という言葉を聞いたことはありませんか?
断裁機は非常に高精度ですが、紙の伸縮やわずかなズレによって、ほんの0.1mm裁断位置が外側にズレることがあります。もしピッタリのサイズで印刷していると、端に「紙の地色の白」が見えてしまうのです。
これを防ぐため、プロの印刷では「あらかじめデザインを外側に3mmほどはみ出させて印刷し、それを後からバッサリ切り落とす」という贅沢な(?)工夫をしています。

まとめ

普段何気なく手に取っているカタログ、冊子、チラシなど、そのきれいな「端っこ(断面)」の裏側には、緻密なデザインの仕込みと、プロの鋭い裁断技術が隠されています。

「きれいな印刷物を作りたい」「裁断や仕上げにこだわりたい」という方は、ぜひ当社にお気軽にご相談ください。


トリビア便では週のはじめに、ちょっとした未来の予報や雑学ネタをお届けします。
暮らしが少し楽しくなる、小さな”へぇ~”を見つけられますように。