TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(139) 列車が通らなくなる日(横川駅) その2

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.10.02

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(139) 列車が通らなくなる日(横川駅) その2

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回も信越本線・横川駅~軽井沢駅間が廃線になったお話です。

特殊な区間だけに維持できず廃止に

特殊な“横軽”間は列車編成の長さ、重さに制限があり、また機関車の付け替えで必ず横川駅と軽井沢駅に停車するため、輸送上のネックになっていました。
そして1997(平成9)年に現・北陸新幹線の高崎駅~長野駅間開業にともない、信越本線の“横軽”間は、在来線だけの旅客数が見込めないことや、峠の上り下りのための特殊車両や路線の維持に多額の費用がかかるとして、廃止されました。
これ以降、JRが新幹線を新設する際には元々の併行路線は廃止または第三セクター化して、経営から切り離すという手法を取ることになります。地元の利用をないがしろにし、利益の上がる新幹線を取るというご都合主義としか思えません。

峠を下っているところ、わずか3両の普通電車でも大型電機機関車EF63形が2両でサポートします。廃線間際でチラホラとファンがいますが、今の鉄オタの熱狂はありません(1997年9月)

廃止の日まであと2日

廃止の2日前に横川駅を訪ねました。“横軽”間沿線には鉄道ファンもちらほら。
個人的にもいろいろな想い出がある碓氷峠ですが、まさか線路が剥がされる日が来るとは思いませんでした。

荻野屋さんの「峠の釜めし」の駅弁立ち売り、ホームでご賞味する方々も
店頭に出ていたあと2日の看板、「祝・新幹線開通まで」というより「無念・廃止まで」という気持ちで見ていました
駅近くに残る往年のラックレールを利用した下水側溝の蓋

現在の横川~軽井沢間はジェイアールバス関東の碓氷線として代替バスでが1日7往復走っています。通常は碓氷バイパス経由ですが、観光シーズンは旧国道18号線ルートの便もあり、旧線の「めがね橋」や「旧熊ノ平駅」への観光に利用できます。
また横川駅に必ず全列車が停車するため繁盛していた「峠の釜めし」の荻野屋さん本店はいまでも横川駅前にありますが、上信越自動車道・横川サービスエリアで気軽に買うことができます。(おわり)