TOP ぬかぴーのツブヤキ ╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(142)保存蒸気3態 その2

ぬかぴーのツブヤキ

発信者:ナナわんこ
2026.10.23

╞╪╡ 鐵 學 ╞╪╡(142)保存蒸気3態 その2

「鐵學(てつがく)」と称して、永遠に交わることのない2本のレールにまつわるお話をツブヤいています。
今回も、ちょっと珍しい保存蒸気機関車をご紹介します。

大学博物館に動態保存されている蒸気機関車

この2109号機関車は、日本工業大学・工業技術博物館に保存されている2100形蒸気機関車です。
2100形はイギリスの他にアメリカ、ドイツなどから同形式の車両が500両以上が輸入され「B6」と呼ばれていた優秀機で、昭和40年代まで全国各地で働いていました。

よく整備されている2109号機
レール下がピットになっているので足回りも見学できます
1891年の年号が刻まれているプレート
当時の「外車」なので右側運転台です
来歴と仕様を示す表示

この2109号は1891年にイギリスのダブス社で製造された車両で、私鉄の日本鉄道(現在の東北本線や高崎線、常磐線を敷設した)が輸入し、その後国有鉄道化され、昭和期に西濃鉄道に移籍、1966年に廃車となったのち、1970年に大井川鐵道に譲渡・保存されることになりました。
1992年に産業考古学会推薦遺産に指定されたことで、日本工業大学・工業技術博物館に寄贈、その際に大井川鐵道での整備により動態保存されるという奇跡の復活を遂げました。普段は火を入れていませんが、イベント時には有火で校内に敷設された線路上を走る姿を見ることができます。

この車庫内に保管されていて、イベント時は線路上に姿を現します
約150mほど、線路が敷設されています
箱根登山鉄道モハ1形-103号も保管されています

日本工業大学・工業技術博物館は埼玉県宮代町(東武伊勢崎線・東武動物公園駅から徒歩15分ほど)にあり、HPから予約をすると見学ができます。機関車だけでなく博物館では「日本の産業技術の発展に貢献した代表的な工業製品をできる限り『動態保存』として展示(同館HPより)」しています。旋盤機が好きな私には大興奮の博物館です。

日本工業大学・工業技術博物館のHPはこちらから